服のサイズ感が大切な理由

服 サイズ感

服を買うとき、デザインやカラーを重視する人は多いでしょう。しかし、おしゃれに決めるなら、最も重視したいポイントは「サイズ感」です。服を着こなそうと思ったら、サイズ感はデザインやカラー選びのセンスよりも大切といえます。サイズ感とは「身体のサイズと着ている服のサイズが合っているかどうかを表す言葉」を意味することが一般的です。「サイズ感が合っている」というとき、それは服のサイズが自分の身体にちょうど良いということです。

サイズ感が合わなければ、どんなにおしゃれな服でもどこか野暮ったい雰囲気になりかねません。たとえば、Mサイズのシャツが身体のサイズに合っている人がSサイズを着ると寸足らずでスマートさに欠け、Lサイズではだぼっとして野暮ったくなりがちです。場合によっては「服に着られている」という印象を与えてしまうでしょう。たまた、シャツ本来のデザインの美しさも壊してしまいかねません。「デザインや色、個別のアイテムもいいのに、なんとなくおしゃれが決まらない」というときは、サイズ感という視点から服装を見直してみることも大切です。

服を選ぶときは、自分の趣味や行動、TPOを考慮に入れることも大切です。コーディネート全体のバランスやシルエットに合わせ、サイズを変えるのもいいでしょう。

自分のサイズ測定方法

サイズ 服

サイズ感の合うアイテムを選ぶには、自分の体格を正確に知る必要があります。これは、たとえば、同じ身長であっても骨格がしっかりしている、肉付きが薄いといった体型の違いによってサイズ感が異なるからです。そこで、自分のサイズ(ヌード寸法)を測って把握しておきましょう。必要な物は「メジャー」「全身が映る鏡」の2点です。鏡は、全身がしっかり確認できるものにしましょう。メジャーが斜めになっていると正確な長さが出ません。床とメジャーが平行になっていることを鏡で確認しながら測ります。

トップバストは、バストの一番高い位置にメジャーを合わせ、メジャーを1周させて測ります。「メジャーが背中のところで斜めになっていないか」「床と平行になっているか」などをよく確かめることが大切です。なお、バストを測るときにブラジャーを外す必要はありません。なぜなら、トップバストを正確に測るには、胸を持ち上げた状態にすることが大事だからです。ブラジャーをつけたままのほうが正確なサイズが測りやすくなります。パッドが入っているのであれば、測る前に外しましょう。

ウエストの位置は、お腹のくびれの一番細い部分を測ります。これは、おへそから約2~3cm上の位置です。ヒップは、お尻の一番大きな位置を計測します。横向きに立ち、鏡で確認しながら測るといいでしょう。また、測るときは脚を合わせ、まっすぐに立つことが大切です。ヒップを測るときはメジャーが斜めになりやすいので、ズレないようにクリップなどでメジャーを留めておくと測りやすくなります。なお、生理前は胸が張るといったことがあり、正確なサイズを測りにくい傾向のため、生理前は、計測は避けたほうがいいでしょう。

服のサイズの表記法

サイズ感 服

服を買うとき、サイズを確かめたら表記の内容がよくわからず、戸惑った経験がある人も多いのではないでしょうか。服の表記方法は国によって異なります。日本表記であれば感覚的にわかっても、外国表記の場合は知らなければサイズがわからないでしょう。そこで、ここではさまざまな表記方法を紹介していきます。なお、独自のサイズ表記を採用しているブランドもあり、ブランドによってサイズ感が異なる場合もあるため、注意しましょう。

-日本表記

日本の表記では、一般にS・M・Lや、7号、9号、11号といった号数などが使われます。それぞれの具体的な大きさを見ていきましょう。

#XSか5号
バスト76cm前後、ウエスト58cm前後、ヒップ86cm前後

#Sか7号
バスト80cm前後、ウエスト61cm、前後ヒップ89cm前後

#Mか9号
バスト86cm前後、ウエスト64cm、前後ヒップ91cm前後

#Lか11号
バスト90cm前後、ウエスト67cm、前後ヒップ93cm前後

なお、サイズO(オー)は主にスポーツウエアに使われる表記で、LLに相当します。そのほか、Pサイズは身長が低い人向け、Tサイズは高い人向けのサイズです。

-外国表記

外国表記の例として、EU規格、アメリカ、イギリス、イタリアではどう表記するかを見ていきましょう。

#日本のXS
EU規格で32~34、アメリカで0~2、イギリスで4、イタリアで34

#日本のS
EU規格で34~36、アメリカで2~4、イギリスで6、イタリアで36

#日本のM
EU規格で36~38、アメリカで4、イギリスで8、イタリアで38

#日本のL
EU規格で38~40、アメリカで6、イギリスで10、イタリアで40

なお、ジーンズなどは慣習としてinch表記になっていることが多いです。SやMなどのサイズ表記に換算すると、おおよその目安としてXSは24~25(inch)、Sは25~26、Mは26~27、Lは27~28です。

服のサイズ測定方法

実物の服のサイズは「仕上がり寸法」と呼ばれ、平置きにして測ります。ここでは、仕上がり寸法の具体的な計測方法を紹介していきましょう。

-トップス

トップスの仕上がり寸法を測るときのポイントを紹介します。まず、測るときは平らな場所に平置きしましょう。平置きとは、実物を平らな場所に広げて置くことです。

#肩幅
服の右肩から左肩までを直線で測った長さのことです。肩のなだらかなラインにそって測るのではなく、右肩から左肩までをまっすぐに測ります。

#身幅(胸囲)
右の脇(袖の付け根)から左の脇までをまっすぐ測ったサイズです。
胸囲の場合は、身幅×2の長さになります。

#袖丈
袖の付け根から端までの長さを指します。

#着丈
襟の付け根から後身頃の裾までの長さのことです。

また、特に指定がなければ、胸部やバストという表記はトップバストを指します。これは、胸のふくらみの一番高い部分を1周した長さです。

-ボトムス

服 サイズ

ボトムスの仕上がり寸法を測るときのポイントを紹介します。

#ウエスト
お腹周りを1周した長さのことです。平置きしてお腹の端から端までを測り、それを2倍した数値が記載されているケースもあります。

#ヒップ
お尻の一番ふくらんでいる部分を1周した長さです。

#股上
股の内側の縫い目からボトムスの上までまっすぐ測った長さを指します。

#股下
股の内側の縫い目からボトムスの裾までの長さのことです。

#ワタリ
股下の位置で横に測った、太ももの長さのことです。

-その他

服 サイズ ブラ

トップスやボトムス以外のサイズの測り方も知っておきましょう。下着類を購入するときに知っておきたいのが、トップバストとアンダーバストの測り方です。トップバストについては先に述べた通り、最もふくらみの高い部分を指します。アンダーバストは、胸のふくらみのすぐ下を1周した長さです。そして、トップとアンダーの差がカップサイズになります。カップサイズは以下の通りです。

・Aカップ:差が約10cm
・Bカップ:差が約12.5cm
・Cカップ:差が約15cm
・Dカップ:差が約17.5cm

ベルトサイズは、バックルのピンの根元部分から真ん中の穴までの長さを指し、多くの場合inch表記となっています。「71~81cm」といった表記になっている場合は「バックルのピンの根元を起点として最初の穴までの長さ~最後の穴までの長さ」であることが一般的です。

靴を買うときは、足長と足囲の正しいサイズを知っておく必要があります。足長とは、足の指のうち最も長い指の先端からかかとの一番出ているところまでの長さのことです。足囲とは、足の親指の付け根から小指の付け根まで、一番出っ張っている部分を1周した長さを指します。足のサイズは、水平な場所に立ち指先を伸ばした状態で測りましょう。なお、左右の足で大きさが異なることもあります。

種類別・服サイズの選び方

洋服を選ぶときに知っておいたほうがよいサイズは2種類です。一つがヌード寸と呼ばれる体のサイズ、もう一つが商品実寸、つまり仕上がり寸になります。身体のサイズであるヌード寸と、商品の実寸である仕上がり寸とは、イコールではありません。サイズ感の合った洋服を買うためには、ヌード寸に多少のゆとりを持たせたサイズのものを選ぶことが大切です。

-トップス

服 サイズ感

女性がトップスを購入するときは、トップバストのサイズを確認することが大切です。ここが合わなければ、全体のサイズ感が崩れてしまうでしょう。ヌード寸と仕上がり寸の差による違いは次の通りです。

・6~8cm:ぴったりめ
・10cm以上:ほどよいゆとりで着心地が良い。
・12~14cm:ゆったりめ

また、肩幅もサイズ感を合わせるために大切なポイントです。ここが合っていなければ、サイズ感が合っていない印象を与えてしまうでしょう。肩幅の差は、1~2cmが一般的です。首回りは、2~3cmほどにすることが望ましいでしょう。袖丈は、手を自然に下におろしたとき、手首から親指の付け根の間にくるくらいの長さがいいでしょう。着丈は、カットソーであればベルトが少し見えるくらいが一般的にみてほどよい長さです。ジャケットの場合は、ヒップの一番高い位置位に合わせるのがスマートでしょう。

-ボトムス

ボトムスを選ぶとき欠かせないのがウエストサイズの確認です。あまりにぴったりしているサイズよりも、指2本~こぶし1つが入る程度の余裕があるほうが動きやすいでしょう。なお、ウエストサイズは股上が浅いか深いかによっても異なりますので、覚えておきましょう。股上が浅ければ浅いほど仕上がり寸のウエスト位置も下がるためウエストサイズも大きくなり、深いほどウエスト位置が上がりサイズも小さくなります。ヌード寸と仕上がり寸の差は、ウエストで2~4cm、ヒップで3~5cmが一般的です。

ボトムスを購入するとき、ウエストサイズばかりを気にしてはいないでしょうか。実は、太ももやヒップのサイズが合っていれば、ウエストが多少合っていなくてもベルトで調整することは可能です。また、サイズとは直接的な関係はありませんが、ボトムスのポケットがお尻の高い位置にあるほど、脚が長く見える視覚的効果があります。

-その他

服 サイズ感

そのほかのアイテムについても見てきましょう。アウターを選ぶときの一般的なヌード寸と仕上がり寸の差は次の通りです。

・肩幅:3~5cm
・袖丈:3~5cm

アウターは、ショート寸にするとアクティブ、ロング寸にすると大人っぽい印象を与えやすくなります。ベルトを選ぶときは、股上の浅いボトムスに使うときはウエストが大きくなることに注意しましょう。ベルトあまり部分の長さの確認も必要です。

靴は、サイズだけではなくつま先の形にも注意しましょう。一番長い指の捨て寸(靴を履いたときにできるスペース)を考慮することが必要です。たとえば、足の人差し指が一番長い人はポインテッドなどのつま先に長さがある靴、すべての指の長さがほぼ同じという人はスクエア型などつま先があまり細くない靴が適しているでしょう。

通販を利用する際の服サイズの選び方

服 サイズ感

インターネットの通販サイトなどを利用して洋服を購入する人も多いでしょう。しかし、通販では試着をすることができません。そのため、自宅に届いてからサイズが合わないと後悔しないために、購入時には仕上がり寸表記をしっかり確認することが重要です。いつもMサイズを買っているからMにするといったように、安易に選んではいけません。なぜなら、ブランドによって同じMでも微妙に大きさが異なることがあるからです。普段着用している洋服やお気に入りの洋服の仕上がり寸法を計測し、参考にするとイメージしやすいでしょう。
失敗しないためには、ブランドごとのサイズ特性や素材も考慮に入れることが大切です。中でも、購入者レビューやショップスタッフのスタイリング写真も参考になることがあります。公式WEBストア「.st(ドットエスティ)」では、全国のアダストリアで働くショップスタッフが、スタイリング写真を投稿している”スタッフボード”があるので、好きなブランドの中で、自分の身長や体型に近いスタッフを見つけることが簡単に失敗しないお買い物ができる近道に!リアルな丈感や着用感・着回し方法を見ながら購入することができるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

サイズ感のあった服でおしゃれを楽しもう

服 サイズ感

洋服をおしゃれに着こなすならサイズ感の合う洋服選びが欠かせません。そのためには、体の正確なサイズや特性を把握しておくことが大切です。バランスや作りたいシルエットも考慮に入れて選びましょう。上で紹介した適切なヌード寸と仕上がり寸の差を知っておけば、試着ができないオンラインショッピングでも迷うことはありません。公式WEBストア「.st(ドットエスティ)」には豊富な商品がそろっていますので、買い物を楽しんでみてはいかがでしょうか。