そもそもトレーナーって?実はスウェットと一緒

トレーナー

「トレーナー」は「スウェット」と呼ばれることがありますが、基本的に同じアイテムと考えて良いでしょう。スウェット(sweat)には英語で「汗」という意味があります。衣服の名称として日本語では略して「スウェット」と呼んでいますが、英語圏では「スウェットシャツ」といわないと通じません。シャツといっても、普通のものと違って厚手のコットン生地で作られたスウェットシャツは伸縮性に富み、よく汗を吸い取ります。さらに、防寒性もあるため寒い時期の運動着として考案されたといわれているのです。ちなみに「セーター(sweater)」もスウェットと同じ語源で「汗」から来ています。

もともと、アメリカンフットボール選手たちがセーターを着て運動することで発汗をうながし、減量するためのアイテムとして使われたため、このような名称になったようです。スウェットシャツがトレーナーと呼ばれる理由も汗に関係しています。日本にスウェットシャツが入ってきたときに「汗」という言葉のイメージを避けたようです。運動着ではなくファッションアイテムとして異なるコンセプトで扱われるようになり、呼び名を変えたほうがよいと考えたのでしょう。そこで、当時の日本のジムのトレーナーが、このような厚手のコットン生地のシャツを愛用していたことから「トレーナー」と呼ばれるようになりました。

カジュアルなイメージのトレーナー!実はネックデザインも豊富

シンプルなアイテムとして見られがちなトレーナーですが、実は細かく見ていくとディテールのデザインは多種多様です。ここでは今年注目のネックまわりのデザインについて紹介していきます。

-大きめフード

フーディ

トレーナーにフードが付いているものをパーカーと呼ぶことがありますが、このフォルムの場合にはフードによってネックまわりのボリュームやシルエットの変化が楽しめます。特に、大きめフード付きトレーナーには女性らしい柔らかい雰囲気があるため、去年に引き続き人気のアイテムになっているのです。大きめのフードの持つボリュームによって「ゆるい抜け感」を演出することができます。肩の力の抜けたカジュアルな雰囲気にはもってこいなのです。また、ゆるさだけではなく、そのボリュームと着ている人の頭部の対比によって小顔効果もあります。

ただし、本格的な運動用のトレーナーだと、生地が厚すぎでモコモコ感が目立つかもしれません。なるべく薄手のシルエットのきれいなものをチョイスするとスタイルアップができるでしょう。なお、このようにトップにボリュームを出すコーデの場合、身長との関係もチェックする必要があります。身長が高ければかなりのボリュームを出しても問題ないのですが、小柄な体格の場合にはコンパクトにまとめたほうがバランスが取れるのです。どのくらいのボリュームであればトレンドの「ゆるい拔け感」がだせるのか、鏡の前でしっかりチェックしましょう。

-あったかハイネック

ハイネックのトレーナーに注目が集まっています。クルーネックかフード付きというのがトレーナーの定番デザインなのですが、ハイネックになるとカジュアルさと大人っぽさが同時に表現できます。そのため、活発さと落ち着きなどアンビバレントな魅力を同時に強調したいときには一押しの秋冬アイテムといえるでしょう。首元を覆うデザインはきれいめスタイルにもマッチします。なお、ハイネックなので首まわりが冷えることがなく、ファッション性だけではなく防寒にも優れた機能性を発揮します。ハイネックとのバランスを考えると、腕から袖まわりにかけてゆったりしたデザインのものを選ぶとよいでしょう。

-すっきりVネック

首まわりをすっきりと見せたいのなら、Vネックのトレーナーがおすすめです。クルーネックやハイネックと比べると防寒性は控えめですが、そのぶん女性らしい魅力を強調しやすくなります。あえて大きめで目立つデザインのイヤリングなどでアクセントをつけても、ネックの部分がすっきりしていれば大げさな感じを受けません。

なお、大人の女性がカジュアルさを演出するアイテムとしてきれいに着こなしたいときには、なるべく細めの糸を使った生地のトレーナーがよいでしょう。体を動かしたときにできるドレープに繊細さをもたせることができるからです。

おすすめコーデとしては、深めのVネックの場合は、Tシャツとのレイヤードスタイルにするとオシャレ感が高まります。合わせるボトムについては、トレーナー自体がゆったりしているのでワイドパンツかフレアスカートにすると、全体的にまとめやすくなります。

ゆるさが今っぽい!トレーナーのトレンドシルエット

今季のトレーナーのトレンドシルエットについて紹介します。キーワードは「BIG」「コクーン」「Aライン」です。

-華奢見えBIGシルエット

今季のトレンドは、なんといっても「BIGシルエット」です。トレーナーはもともとゆったり作られているため、BIGシルエットと相性抜群といえます。運動着としてのトレーナーの場合、すばやい体の動きを考えて脇から腕にかけては絞り込んだデザインが多くなっています。

一方で、ファッションアイテムとしてのトレーナーは、逆にこの部分にボリュームをもたせている点が異なるのです。結果として、大きくなったシルエットは体型をカバーし、華奢に見せてくれる効果も期待できます。さらに、袖まわりもボリューミーなデザインが多いため、秋口は少し袖をくしゅくしゅっとまくって手首を見せることで、一層女性らしさを強調することができるでしょう。コーデに関しては、BIGシルエットのトレーナーはボトムを選ばないところも魅力の1つです。パンツでもスカートでも自由な組み合わせが楽しめます。

-おしゃれなコクーンシルエット

コクーンシルエットの「コクーン」とは、シルクの原料となるカイコの繭のことです。このシルエットの服は、身体を優しくゆったりと覆うような丸みを持っているところがコクーンに似ています。ワンピースなどではよく見かけますが、トップスとしてのコクーンシルエットを持つトレーナーに注目が集まっているのです。

シルエットに特徴があるため、シンプルな生地のトレーナーでも1枚羽織るとおしゃれ度がアップするアイテムといえます。体をゆったりと包み込む女性らしいフォルムを強調するコクーンシルエットは、カジュアルになりすぎない着こなしができるでしょう。

-ゆったりAラインシルエット

1960〜70年代のノスタルジックな雰囲気を持ちながら、女性のかわいらしさを強調できるフォルムがAラインシルエットです。裾の部分に向かってゆったりと広がってゆくAラインのトレーナーも人気の高いアイテムといえます。

コーデについては、スキニーパンツと合わせるとコントラストが強調され、Aラインの持ち味が存分に表現されます。また、逆にワイドパンツやボリュームスカートを合わせると、大人っぽい雰囲気を出すこともできるのです。ボリュームのあるコーデの場合の足元は、ワークブーツなどのしっかりしたデザインの靴にするとバランスが取れます。

色で印象が変わる!トレーナーの注目のカラーを紹介

トレーナーの注目のカラーについて、グレー、ホワイト、ニュアンスカラーの魅力を紹介します。

-着回し力抜群のグレー

グレーフーディ

グレーという色は、どのような色にも合わせやすい特徴を持っています。ビビッドな色と合わせると都会的な雰囲気になり、アースカラーとの組み合わせでは大人のナチュラルさを表現できるのです。そのようなグレーのトレーナーは、親しみやすい素材感も相まってスタイリングしやすい万能アイテムといえるでしょう。

たとえば、デニムを合わせてカジュアルに着こなしたり、ガーリーなスカートを合わせてもおしゃれ度がワンランクアップします。カジュアルな中にもエレガントなイメージを表現したいときには、足元にこだわりましょう。足首見せ+ヒールで大人っぽく見せることができます。

-きれいめならホワイト

ハイネックトレーナー

ホワイトはナチュラルなイメージを与えつつ、フォルムの良さを際立たせる色です。ここで紹介したBIGやコクーンなどのトレーナーであれば、その特徴的なシルエットが見る人の目に強い印象を持って飛び込んできます。もともとカジュアルなイメージの強いトレーナーですが、ホワイトであればきれいめコーデにも活躍するアイテムです。ホワイトは背景となってメイクやアクセサリーの存在感を高めてくれる効果もあるため、日差しが弱くなる秋冬にはトップス向けのおすすめの色といえます。

また、コーデにホワイトを投入することで、全体的にダークトーンになりがちな秋冬コーデに明るさを与えることもできるのです。一方で、ホワイトはビビッドな色とも相性抜群です。たとえば、ホワイトパーカーなら派手めなコートの重ね着をしても、きれいにまとまることでしょう。

-秋冬らしいニュアンスカラー

ハイネックトレーナー

ニュアンスカラーとは、はっきりした色ではなく、ちょっとくすんだ感じで彩度が低く、どちらかといえばグレーがかったような曖昧さが特徴の色味のことです。色味のきれいさを保ったまま、落ち着いたアースカラーの雰囲気を持っているような色ともいえます。

たとえば、レッドやブルーなどの原色に近い彩度の高い色はきれいで活発なイメージですが、落ち着きに欠けるところもあります。トップスやボトムに広い面積で使うと子供っぽくなったり、強すぎたりすることがあるのです。それと対照的なのがニュアンスカラーで、この色味のきれいさを残しつつ、落ち着きも感じさせるように「くすみ」を加えるのです。

甘くなりがちなピンクや鮮やかになりすぎなグリーンも大人っぽくまとめることができます。ニュアンスカラーのトレーナーは、カジュアルなフォルムに独特の深みを持つコーデを楽しませてくれるのです。

また、ファッションアイテムでニュアンスカラーを生かすには、生地との相性もあります。トレーナーに使われるコットンがメインの生地が持つ風合いは、ニュアンスカラーのくすみとの相性が抜群です。なお、ニュアンスカラーはあまり自己主張しない色なので、多色使いのコーデでも違和感なく、落ち着いた華やかさを感じさせながら、全体のバランスを保つことができます。日差しが落ち着いた秋冬の装いには、ニュアンスカラーのくすんだ色味が魅力的に感じられることでしょう。

トレンドを押さえたトレーナーコーデのポイント

トレーナーはコーデ次第でカジュアルにもきれいめにも着こなすことができます。そこで、今季注目されているトレーナーコーデのポイントについて紹介しましょう。

-ゆれるスカートで女性らしさを

女性らしいコーデのポイントは、ボトムの選び方にあります。パンツよりスカートをうまく合わせると女性らしさを強調することができるのです。たとえば、Aラインシルエットのトレーナーにフレアスカートやプリーツスカートなどを合わせてみましょう。パンツと違って、動きにあわせてボリュームが変化するスカートは、まわりの人の視線を引き寄せつつ、女性の魅力をアップする効果を持っています。トップとボトムの配色については、秋冬はブラックのトレーナーにくすみカラーのスカートを合わせると、都会的な雰囲気のおしゃれなイメージが出せるでしょう。また、ドット柄のスカートを合わせるとレトロな着こなしもできます。

たとえば、「apart by lowrys(アパートバイローリーズ)」のSC*ヘムフレアスカートやPドット/ハナ マキシスカートなどがおすすめアイテムです。

マキシスカート

-パンツスタイルでメンズライクに

トレーナー×デニム

メンズライクなコーデにしたいなら、断然パンツスタイルでいきましょう。テーパードパンツやデニムと合わせるとボーイッシュな雰囲気のコーデを楽しむことができます。たとえば「LOWRYS FARM(ローリーズファーム)」のJUSTFITスキニーなどは3つのカラーバリエーションから選べます。

なお、テーパードパンツは太もも部分がゆったりめで足首に向かって細くなっているため、身体を締め付けず着心地が楽です。週末のリラックスタイムなどに活用したいアイテムといえます。メンズライクさをさらに強調するのであれば、パンツに合わせる足元にはスニーカーがおすすめです。

-アクセサリーとヒールで大人っぽく

スウェットプルオーバー

カジュアルになりがちなトレーナーを大人っぽく着こなすコーデのコツは、アクセサリーや足元への気配りにあります。ネックまわりであれば、ボリュームのあるネックレスはシンプルなトレーナーに映えます。ビビッドな色やメタリックな素材で、サイズが大きめのイヤリングなども大人の装いを感じさせるアイテムです。

「HARE(ハレ)」REVERSEスウェットプルオーバーなどは、ゆったりしたネック周りでアクセサリーの存在が引き立つでしょう。足元は、思い切って足首を出して華奢なヒールを合わせることで、大人っぽさを表現するコーデもおすすめです。

トレンドのトレーナーでゆるさがかわいい女っぽコーデを楽しんで

トレーナー

今季注目のアイテムは、華奢に見えるBIGシルエットのトレーナーです。おしゃれなコクーンシルエットや、ゆったりAラインシルエットもおすすめです。

色については、ニュアンスカラーなど、秋冬らしい色味も続々と登場しています。シルエットと色に注目すれば、カジュアルだけではない、女性らしさを感じさせるデザインのトレーナーを選ぶことができます。お気に入りの一着を見つけて、ゆるさと女っぽさを楽しみましょう。

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